

成行で注文したのに、こんな経験があるかもしれません。
スリッページ:
注文した価格(想定)と、実際の約定価格にズレが出ることです。
特に成行注文で起きやすい現象です。
スリッページは市場の動きと仕組み上、完全にゼロにはできません。
ただし、起きる条件がある程度決まっているので、避け方があります。
大事なのは「なぜ起きるか」を知って、起きやすい場面を避けることです。これだけで体感はかなり変わります。
FXの注文は、ボタンを押した瞬間に“約定が確定”するわけではありません。
注文が送られ、サーバー側で処理され、取引が成立するまでにわずかな時間差があります。
これがズレの正体です。価格が速く動くほど、ズレは起きやすくなります。
| 場面 | なぜ起きる? | 体感 |
|---|---|---|
| 指標発表の前後 | 一瞬で価格が飛ぶ | ズレが大きい |
| 市場参加者が少ない時間 | 板が薄くなりやすい | ズレが出やすい |
| 週明け・窓開け | 前の価格から飛んで始まる | 想定外になりやすい |
| 急変時(ニュース) | 価格が連続的に動く | 成行が滑りやすい |
| 回線が不安定 | 送信が遅れる | ズレが増える |
特に「指標」「薄い時間」「週明け」は、初心者は避けるだけで事故が減ります。
成行は「価格を指定せず、今すぐ成立させる」注文です。
つまり、約定価格はその瞬間に成立した価格になります。
成行=成立優先
成立を優先するので、価格が動いていればズレが出ます。これが成行の特徴です。
スリッページは「時間帯」と「注文方法」でかなり減ります。まずはここからで十分です。
ズレは不利になることもありますが、有利にズレることもあります。
ただ、狙ってコントロールできるものではないので、「起きやすい場面を避ける」が基本です。
逆指値は「その価格に触れたら成行で出す」仕組みの口座が多く、急変時はズレることがあります。
逆指値は“必ずその価格で決済される”ではなく、“その価格を合図に決済が走る”もの、と理解するとズレに納得しやすいです。
原因が分かれば、次から避けられます。いきなり腕の問題にしない方が、改善が早いです。
口座によっては、成行の確認画面が分かりにくかったり、許容設定が見つけにくかったりします。
注文画面が分かりやすい口座を整理しています。