FXのトレーリングストップとは?|利益を伸ばしつつ守る仕組みと設定のコツ

FXのトレーリングストップとは?|利益を伸ばしつつ守る仕組みと設定のコツ

トレーリングストップは、価格が有利に動いた分だけ損切りライン(逆指値)を自動で追従させる仕組み。利益を伸ばしながら守りも強められる一方、設定幅が狭いとすぐ決済され、広いと守りが弱くなる。基本の考え方、動き方、設定手順、よくある失敗と調整の考え方を整理する。

トレーリングストップ入門|伸びたら追う設定はどこが難しい?

トレーリングストップは「利益が伸びた分だけ、損切りラインを自動で引き上げる」仕組み

トレーリングストップは、言葉だけだと難しく見えます。

でもやっていることは、逆指値(損切り)を自動で動かしているだけです。

トレーリングストップ:
価格が有利な方向に動いたら、その分だけ損切りライン(逆指値)を自動で追従させる仕組みです。
利益を伸ばしながら、守りも同時に強くできます。

まず結論:トレーリングストップが向いている場面

  • 利益が出た後に「どこまで引っ張るか」で迷いやすい
  • 伸びたら伸ばしたいが、利益が消えるのは避けたい
  • 相場をずっと見られない

「利益が出たのに結局ゼロに戻る」が多い人ほど、トレーリングは相性が良いです。出口の迷いが減るからです。

動き方を例で理解する(買いの場合)

買いポジションを持って、トレーリング幅を「一定の値幅」に設定したとします。

  • 価格が上がる → 逆指値が自動で上がる(守りが上がる)
  • 価格が下がる → 逆指値は下がらない(守りはそのまま)
  • 下がって逆指値に触れる → 決済される

ポイントは「上がる時だけ上がる」「下がっても逆指値は下がらない」です。利益が伸びた分だけ、守りが強化されます。

なぜ難しく感じる?つまずきポイントは“幅”の設定

トレーリングは便利ですが、幅が合わないとストレスになります。

幅の設定起きやすいことありがちな不満
狭すぎる少しの戻しで決済される「すぐ狩られる」
広すぎる戻しで利益が大きく減る「守れてない」

トレーリングが難しいのは、相場の揺れ(上下のブレ)に対して幅が合っていない時です。仕組みそのものは単純です。

トレーリングのメリット:何が良くなる?

  • 利益が伸びたら、自動で守りが上がる
  • 「どこで利確するか」の迷いが減る
  • 画面を見続けなくても運用しやすい
  • 利益を“残す”感覚が作りやすい

一番の価値は、利益が出た後の判断が単純になることです。判断が単純になると、操作ミスも減りやすいです。

注意点:トレーリングが合わない場面もある

  • レンジ(行ったり来たり)が多い場面:狭い幅だと頻繁に決済される
  • 指標前後:急な上下で決済されやすい
  • スプレッドが広がる時間帯:逆指値に触れやすくなる

トレーリングは万能ではありません。特に“急に荒くなる時間”では、通常の逆指値の方が扱いやすいこともあります。

設定手順(一般的な流れ)

口座によって表示は違いますが、手順の考え方は共通です。

  1. 保有ポジション一覧を開く
  2. 対象ポジションを選び「注文変更」または「決済注文」へ
  3. 逆指値(損切り)の種類として「トレーリング」を選ぶ(またはトレーリング設定)
  4. トレーリング幅(追従幅)を設定する
  5. 有効期限や適用条件を確認する
  6. 確認画面で確定する
  7. 注文一覧で「トレーリングが有効」になっているか確認する

トレーリングは「逆指値の一種」です。注文一覧で逆指値として正しく入っているかを必ず確認します。

初心者向け:幅の決め方(難しくしない)

幅の決め方は本来いろいろありますが、最初は難しくしない方が続きます。

  • まずは最小数量で試す
  • 「狭すぎる」と感じたら少し広げる
  • 「守れてない」と感じたら少し狭める
  • 指標前後やスプレッドが広い時間は避ける

トレーリングは“正解の幅”が一つに決まりません。相場の揺れに対して、ストレスが出ない幅に合わせるのが現実的です。

よくある失敗と対策

失敗何が起きる?対策
幅が狭すぎるすぐ決済される幅を広げる、荒い時間帯を避ける
幅が広すぎる利益が大きく減るまず通常の逆指値で守る、段階的に調整
指標前後で使う急変で意図せず決済指標前は通常逆指値に戻す
注文一覧で確認しない設定が反映されていない確定後に必ず注文一覧で確認

トレーリングは「設定して終わり」ではなく、「注文一覧で有効か確認」までがセットです。

トレーリングを使うか迷ったら:まずは“普通の逆指値”で十分

トレーリングは便利ですが、最初から必須ではありません。

まずは逆指値で損切りを固定する方が優先です。

逆指値が安定して入れられるようになってから、トレーリングを試す流れが現実的です。

最後に:トレーリング設定が分かりやすい口座を選ぶと、混乱が減る

口座によっては、トレーリングが「どこから設定できるか」「どこで確認できるか」が分かりにくいことがあります。

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