指標前後は「上手い下手」より“想定が通りにくい”のが問題
FXで指標発表(雇用統計やCPIなど)を意識すると、「ここで勝てるかも」と思いやすいです。
ただ、初心者が事故る理由は、予想が外れるからというより、想定通りにいかない要素が増えるからです。
- 急変で値が飛ぶ
- スプレッドが広がる
- 逆指値が不利に約定する(滑りやすい)
結論:指標前後は「触らない」が最も現実的な選択になりやすいです。
指標で事故る典型パターン(初心者がやりやすい)
| 典型 | なぜ事故る? | よくある結果 |
| 発表直前に入る | 方向が分からないのに賭けになる | 逆方向に飛んで即損切り |
| 発表直後に追いかける | 動きが荒く、滑りやすい | 想定より不利に約定 |
| 含み損を耐える | 急変が続くと維持率が崩れる | 損切りが遅れ大きく削れる |
| 取り返そうと連打 | 判断が荒くなる | 当日で崩れる |
指標は「やるなら準備がいる場面」です。準備がないまま触ると、事故になりやすいです。
なぜ指標前後は危ないのか(3つだけ)
1)値が飛ぶ(急に大きく動く)
通常の相場よりも一気に動きやすく、損切りの位置が意味を持ちにくくなることがあります。
2)スプレッドが広がる(コストが増える)
同じ取引でもコストが増え、入った瞬間から不利になりやすいです。
3)滑りやすい(約定が想定より不利になる)
逆指値があっても、想定より不利な価格で約定することがあります。
この3つが重なると、普段のルールが通用しにくくなります。
触らない判断が正解になる基準(迷ったらここ)
- 相場経験が浅い
- ロットや損切りの上限が決まっていない
- 指標発表の時間を把握していない
- 直前直後に取引したくなる(焦りがある)
このうち1つでも当てはまるなら、触らない判断で十分です。機会は毎週あります。
それでも触るなら:最低条件(これ以上は増やさない)
どうしても触る場合は、条件を絞ります。増やすほど事故ります。
- ロットを普段より下げる(勝ちに行かない)
- 逆指値を必ず入れる(入れられないならやらない)
- 取引回数を増やさない(1回だけ)
- 当日の損失上限を先に決める(超えたら終了)
指標カレンダーの使い方(初心者は“避けるため”に使う)
ニュースや指標カレンダーは、勝つためというより「避けるため」に使うと効果が高いです。
- 重要度が高い指標の時間は取引しない
- 前後は余裕を持って避ける(数分〜数十分)
- 週のはじめに「危ない時間」を先に把握する
“避ける時間”が決まると、余計な損が減り、取引が安定します。
最後に:指標で勝つより、指標で崩れない方が早い
初心者が伸びるのは「一発で勝つ」より「大崩れをしない」人です。
指標前後は、事故りやすい条件が揃うので、触らない判断が最短の防御になります。