逆指値は「損切りの自動化」。入れておくだけで崩れ方が変わる
FXの逆指値(ストップ注文)は、ある価格に到達したら自動で決済する注文です。
損切りが遅れやすい初心者にとって、逆指値は「保険」ではなく運用の土台になります。
結論:逆指値は「慣れたら入れる」ではなく、新規と同時に入れるのが基本です。これだけで大崩れが減ります。
逆指値が必要な理由:損切りは、判断より先に“仕組み”で固定した方が強い
損切りが難しいのは、知識がないからではなく、心理の問題が大きいです。
逆指値は、心理を挟まずに「出口」を確保できます。
- 損が広がっても迷わない
- スマホを見ていない時でも守れる
- 維持率の崩壊やロスカットに近づきにくくなる
初心者が続かない原因の多くは、逆指値がないままポジションを抱えてしまうことです。
逆指値の基本:買いと売りで「置く方向」が逆になる
ここが一番のつまずきポイントです。逆指値は、建玉の方向で置く位置が変わります。
| 建玉 | 損切りの方向 | 逆指値を置く場所(目安) |
| 買い(ロング) | 下がったら損 | 今より下に置く |
| 売り(ショート) | 上がったら損 | 今より上に置く |
「逆指値なのに、今より上(下)に入れてしまった」というミスが多いです。方向だけ先に確認すると防げます。
最低限の使い方:初心者は“出口”だけ先に決める
初心者がまずやるべきは、難しい戦略ではなく「出口の固定」です。
- 新規注文と同時に、逆指値(損切り)を入れる
- 利確は迷ってもいいが、損切りは固定する
- ロットは小さく固定して、逆指値の運用に慣れる
「損切りができるようになったら勝てる」ではなく、「損切りが自動で入っている状態にする」方が現実的です。
よくあるミス1:逆指値が入らない(弾かれる)
逆指値が入らない時は、だいたい原因が決まっています。
| 原因 | 起きること | 確認場所 |
| 価格の向きが逆 | 注文が通らない | 建玉(買い/売り)と逆指値の位置 |
| 数量/必要証拠金不足 | 注文自体が弾かれる | 余力・必要証拠金 |
| 有効期限の設定ミス | いつの間にか消える | 注文の期限(当日/週末など) |
| 取引時間/メンテ | 注文が通らない・反映されない | 口座のお知らせ・メンテ情報 |
「逆指値が入らない=難しい」ではなく、ほとんどが設定ミスです。順番に確認すれば解決します。
よくあるミス2:逆指値を入れたつもりで入っていない
初心者がよくやるのは、入力したつもりで確定できていないパターンです。
- 確認画面で「注文内容」を見ていない
- 注文一覧に「逆指値」が出ていない
- 建玉一覧に「逆指値の線」が表示されていない(表示がある口座の場合)
逆指値は「入力した」ではなく「一覧に出ている」で確認します。
逆指値を入れる時の目安:迷うなら“無理のない幅”で固定
どこに置くかは手法で変わりますが、初心者が迷うなら次の考え方が安全です。
- 逆指値にかかっても、生活やメンタルが崩れない損失額になるロットにする
- その上で、価格は「ここまで来たら撤退」で置く
置く価格を悩む前に、「逆指値にかかっても耐えられるロット」にする方が失敗が減ります。
最後に:逆指値があるだけで、FXの難しさが一段下がる
逆指値は、損切りを自分の意志に頼らずに実行できる仕組みです。
新規と同時に入れる。一覧で確認する。ロットを小さく固定する。まずはこの3つだけで十分です。