スワップは「増えることもある」が、金利だけ見て始めると崩れやすい
スワップポイントは、通貨を保有しているだけで付くことがあり、魅力的に見えます。
ただ、初心者が「増えるはず」と思って始めると、想定外になりやすいです。
結論:スワップ狙いで失敗する人は、金利だけを見て、為替変動・コスト・維持率を軽く見がちです。
「増えない」どころか減る理由は、だいたいこの3つ
- 為替差損:価格が下がれば、スワップ以上に損が出る
- コスト:スプレッドなどが積み上がる
- 維持率の崩れ:含み損でロスカットに近づく
スワップは「小さく積み上がる」。為替差損は「一気に動く」。このバランスで崩れます。
スワップ狙いで失敗する典型パターン
| 典型 | 起きること | なぜ崩れる? |
| 金利が高い通貨だけで選ぶ | 値動きやリスクが合わない | 為替差損の波に耐えられない |
| ロットを上げる | 少しの逆行で含み損が重い | 維持率が崩れる |
| 損切りを入れない | 「戻るまで待つ」になる | 戻らず長期化しやすい |
| 維持率を見ない | 気づいたら危険ライン | ロスカットに近づく |
| マイナススワップを見落とす | 思ったより増えない | 日々コストが増えることもある |
「持ってるだけで増える」は半分だけ正しくて、もう半分は「持ってる間に起きることに耐えられるか」です。
初心者が最低限押さえるべき前提(ここだけ)
1)スワップは固定ではない
金利差や状況で変わります。増える前提を固定するとズレます。
2)通貨ペアによってはマイナスもある
買いで付くと思っていたら、売りでは取られる、などもあります。
3)維持率が最優先
スワップ狙いでも、含み損で維持率が崩れれば終わります。
スワップ狙いは「耐える運用」に見えますが、実態は「維持率管理」とセットです。
スワップ狙いで“崩れにくくする”考え方
スワップ狙いをやるなら、次の方向が現実的です。
- ロットを小さくして、為替の波に耐える余裕を作る
- 逆指値を入れる(「ここまでなら受け入れる」を決める)
- 維持率を定期的に確認する(危険ラインを見落とさない)
- 短期で増やす発想を捨てる(焦ると崩れる)
「増やす」より先に「崩れない」を作る方が、結果的に続きます。
スワップ狙いが向かない人(当てはまるなら避けた方が安全)
- 含み損があると落ち着かない
- 維持率や証拠金の意味がまだ曖昧
- 損切りを入れない癖がある
- 短期間で増やしたくなる
このタイプは、スワップ狙いより「短期で小さく、損切りを固定する」方が合うことが多いです。
最後に:スワップは“おまけ”として捉えると崩れにくい
スワップは魅力ですが、金利だけで勝てる仕組みではありません。
為替の値動き、コスト、維持率。この3つを軽く見ないだけで、失敗が減ります。